ジャニーズをやめても売れっ子
「かくれんぼ」番組の歴史と難しさ
前述したように「鬼ごっこ」の『逃走中』が一定のヒット企画となり、全体の視聴率以上に若年層の反応がよかったことで、実はフジテレビだけでなく民放各局が年齢を問わずに楽しめる遊びをベースにした企画を考え、放送してきました。
ドッジボールの『戦闘中』(フジテレビ系)、水上のアスレチック系ゲーム『超水上サバイバル オチルナ』(フジテレビ系)、しっぽ取りゲームの『モノノケハント』(フジテレビ系)、シューティングサバイバルゲームの『THE 鬼タイジ』(TBS系)、さまざまな音楽ゲームを集めた『オトラクション』(TBS系)、実際に移動するすごろく『リアルボードゲーム24』(TBS系)、音を出さないようにミッションをクリアする『音が出たら負け』(日本テレビ系)、壊すことを競うゲームの『クラッシュパーク』(日本テレビ系)などが放送されましたが、いずれも『逃走中』や「学校かくれんぼ」ほど定着していません。
それ以前でも、昭和時代の『風雲たけし城』(TBS系)、平成時代の『関口宏の東京フレンドパーク』(TBS系)や『VS嵐』(フジテレビ系)などアトラクション型の番組は多く、民放各局にとっては若年層やファミリー層に見てもらう上で重要なジャンルである様子がうかがえます。