●マルクス・レーム 陸上走り幅跳び(T64)
 走り幅跳びで8メートル72の世界記録を持つドイツの最強ジャンパー。健常者の世界記録である8メートル95に迫るジャンプは常に注目され、パラアスリートの可能性を示し続けている。

マルクス・レーム 陸上走り幅跳び(T64)

マルクス・レーム 陸上走り幅跳び(T64)。写真=ロイター/AFLO

●マルセル・フグ 陸上800m、マラソンなど(T54)
 スイスの英雄。10歳から車いすでのレースを始め、2004年のアテネ大会への出場以来、パラリンピックではロンドン大会で2つの銀メダル、リオ大会で2つの金メダルと銀メダル、東京大会では4つの金メダルを獲得した。

マルセル・フグ 陸上800m、マラソンなど(T54)

マルセル・フグ 陸上800m、マラソンなど(T54)。写真=ロイター/AFLO

【プロフィール】
増田明美(ますだ・あけみ)/1964年、千葉県生まれ。1984年のロス五輪に女子マラソン代表で出場。現在、日本パラ陸上競技連盟会長も務める。

取材・文/稲泉連(いないずみ・れん)
1979年、東京都生まれ。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど-竹内浩三の詩と死-』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。主な著書に『復興の書店』『豊田章男が愛したテストドライバー』『日本人宇宙飛行士』『サーカスの子』など。1964年の東京パラリンピックについて取材した『パラリンピックと日本人 アナザー1964』が好評発売中。

※週刊ポスト2024年8月30日・9月6日号

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