「目の前で赤ちゃんがへその緒を切られて、“オギャアー”と泣き始めた瞬間、自然と涙が頬を伝いました。妻へのありがとうの気持ちが、とめどなく溢れてきて……」──俳優の仁科克基さん(42)が、歯科衛生士で元タレントの西原愛夏さん(29)との間に第一子となる男の子を授かったのは、2024年11月18日のこと。仁科さんに当時を振り返ってもらった。【前後編の前編】
当初、愛夏さんは無痛分娩を予定していたが、直前で妊娠高血圧症候群を発症し、急きょ帝王切開に切り替えることに。仁科さんも手術室に同行し、隣で妻を励ました。
「妻の顔を見ているつもりでも、視界の片隅にお腹を切っている様子がチラチラと映り込んできましたが、自分が弱っている場合じゃありませんよね。無事に赤ちゃんが出てきてくれるところまで見届けられて、本当に貴重な経験をさせてもらいました」
愛息の誕生から1週間後、自身のInstagramに《このベビーを授かるにあたり、様々な苦労もありましたが、それらを本当に全部、忘れられるぐらい感謝、感動でした》と綴った仁科。ただ、「様々な苦労」が指しているのは、出産の出来事だけではなかった。