オンラインカジノの利用者が急増しているが、日本では公営ギャンブル以外の賭け事は違法だ
映像の向こうでディーラーがルーレットを回し、顔の見えないプレイヤーたちが次々に大金賭けていく。日本人ディーラーの会話は軽妙で、ゲームのような感覚ですぐに楽しめる──。
いま、日本ではオンラインカジノの利用者が急増している。もちろん、日本では公営ギャンブル以外の賭け事は違法だ。賭博罪なら50万円以下の罰金または科料が、常習賭博罪であれば3年以下の懲役が科される可能性がある。
「オンカジって気軽なんですよね。クレジットカードですぐ入金できて、煩わしい手続きは何もありません。出金するときも1日くらいで指定した銀行口座に振り込まれます。振り込み名義はカジノ関連とはわからない会社名になっていますよ」(オンラインカジノ利用者)
300万人もの日本人がプレイしているという試算もあるオンラインカジノ。日本の捜査当局は、海外に拠点がある運営業者を摘発できないものの、国内でプレイした客、運営会社と協力して顧客の資金を管理する決済代行業者の摘発を急ピッチで進めている。