摘発率は0.01%にも満たない
摘発が進むオンラインカジノだが、一掃するにはまだまだ多くのハードルが残るようだ。
「有識者からは、海外の違法サイトに接続できないように、“ブロッキング”を実施するよう政府に求める声もあります。また、利用者や業者の摘発が続いていると言っても検挙されているのは200人程度。利用者が300万人と推計されているわけですから、摘発率は0.01%にも満たない。十分な抑止になるとはいえません。
ただ、利用客の特定は決済代行業者の顧客名簿から進むケースが多いので、業者の摘発が相次いでいる以上、今後利用客の摘発が加速的に増える可能性はあります」(前出・大手紙社会部記者)
プレイヤーの射幸心を歯止めなく煽るオンラインカジノ。早急な対策が求められている。
(了。前編から読む)