プレイヤーの数は激減しているがギャンブル依存症の人は多い現実がある
摘発のニュースが相次いだことが影響しているのか、ここ最近はプレイヤーの数が激減しているという。
「細かい数字は分かりませんが、体感的にはこの半年でプレイヤーが半減しています。日本からオンカジに繋いで賭けることは犯罪だという認識が浸透してきたのかもしれませんね。私たちも日本国内での犯罪を助長したいわけではありませんし、このような動きはいいのかなと思っています」
日本への営業に力を入れるオンラインカジノ会社がある一方で、日本からのアクセスをブロックしている業者もあるという。しかし、元オンラインカジノディーラーのBさんはこう警告する。
「でも結局は、客側の意識の問題ですよね。日本国内からVPNでヨーロッパを経由してプレイする人も多いと聞きました。『違法だからやめよう』と思えるライト層は減っても、重課金勢は変わらないんじゃないでしょうか。ぽんぽん数百万円を溶かしている人や、チャットで自虐的に負け額を書いて、それでも賭けを止められない人たち……。ギャンブル依存症の人は本当に多いですから。
店舗型カジノだと、長時間プレイしている人にスタッフが声をかけて無理矢理休憩させるなど、最低限の抑止力が働きます。ただオンラインカジノではそういった依存症対策は構造上行き届かない」