小西被告の中学時代の卒業アルバム写真。NEWSポストセブンの取材では、小西被告の容姿と性格にギャップを感じていた知人証言もあった
「小西被告は起訴内容を認めており、本裁判での主な争点は量刑となります。それには事件の残虐性や、小西被告の主体性、犯行動機などが大きく影響を及ぼします。冒頭陳述では、まず事案の概要が説明されました」(地元紙社会部記者)
小西被告が初公判で問われている罪は3つだ。
【1】昨年4月18日夜から翌未明にかけ、共犯者らとともに被害女子高生が内田被告の画像を無断でSNSに投稿したことに因縁を付け、女子高生を車に乗せて約4時間にわたって車内等に監禁した(監禁罪)
【2】全裸にさせた女子高生を地面に土下座して謝罪させたり、神居大橋の欄干に座らせて謝罪させたりしている状況を動画撮影するなどのわいせつな行為をしている最中に殺害した(不同意わいせつ致死罪)
【3】被告らに対して極度の恐怖心を抱いていた被害者に対し、殺意をもって、神居大橋の欄干に座らせて「落ちろ」「死ねや」と何度も言うなどし、女子高生を神居大橋から落下させて殺害した(殺人罪)
前出の地元紙社会部記者が、検察側の冒頭陳述について解説する。