1993年4月『君とピアノと』でデビュー
「いちばん良いときで、年商1800万円。20代で大金を得たときに浪費し、税金を払うのに苦労した経験があるので、店の経営では経費削減に努めていました」
東野さんはデビュー3カ月後の1993年7月にリリースした2枚目のシングル『君は僕の勇気』がいきなりヒット。秋には同曲も入ったアルバム『Actor & Actress』もリリース。シンガーソングライターとして、作詞作曲も多く手がけていた東野さんは、なんと初年度の印税が8000万円にもなったとか。
「デビューした年の冬、上着を買おうと富士銀行(現・みずほ銀行)のATMに行き、残高を確認したら700万円も入っていてビックリ。『これは絶対バグってる!』と思い、窓口へ行って行員さんに『間違って表示されているんで、どうしたらいいですか』と言ったら、『(当時の事務所の)財団法人ヤマハ音楽振興会様からご入金ですね』って。印税がそんなに入るなんて、わかっていなかったんです。すぐにオフクロに電話して数十万円送金しました」