ラーメン店の経営も成功させ、現在は新たな生活を始めていた東野純直さん
バブルの残り香がまだ色濃く残っていた1990年代前半、『君とピアノと』でデビュー。明るくポップな曲『君は僕の勇気』を歌いヒットさせた東野純直さん(53、あずまの・すみただ)。爽やかなイメージの一方、ラーメン店の経営も成功させ、現在は新たな生活を始めていた。アップダウンの激しい人生を生き抜いてきた東野さんの最終的な夢とは──。【全3回の第3回。第1回から読む】
ヒット曲で得た8000万円の印税の行方
ラーメン店を閉じた後、東野さんは音楽の拠点として埼玉県の川越にスタジオを持った。事務所兼スタジオを、注文建築で建てたというからスゴイ。
「栃木出身の母親にとって、“小江戸”といわれる川越は憧れの地だったんです。母は3年前、がんで亡くなったんですが、亡くなる少し前に、母と一緒に川越で久しぶりに親子水入らずの時間を過ごしました。僕、マザコンなんで(笑)。川越は関越自動車道と圏央道を繋ぐ鶴ヶ島ジャンクションが近く、車でツアー先へ移動するのに便利だしお洒落な街だし、空気はきれいだし、とても静か。静かすぎて最初は寝られないくらいでした(笑)」
愛車はヨーロッパ車。東野さん、ラーメン店経営でかなり成功したようだ。