ロサンゼルス・ドジャース(ナ・リーグ西地区)【背番号18】山本由伸 サイ・ヤング賞候補のひとり。試合の中でのアジャスト力に定評があり、6人ローテの2番手として防御率2点台を目指す(写真=USA TODAY Sports/ロイター/AFLO)

ロサンゼルス・ドジャース(ナ・リーグ西地区)【背番号18】山本由伸 サイ・ヤング賞候補のひとり。試合の中でのアジャスト力に定評があり、6人ローテの2番手として防御率2点台を目指す(写真=USA TODAY Sports/ロイター/AFLO)

大谷「投手復帰」の注目ポイントは「球種」

 昨季は打者専念で50-50(54本塁打、59盗塁)と躍動した大谷。今年はロバーツ監督が5月頃の投手復帰を公言し、二刀流再開への期待も高まる。岡島氏が言う。

「ドジャースは先発陣が豊富なので無理をする必要がない。前半は1番・DHとして打撃面で頑張ってもらい、投手復帰は後半戦やポストシーズンに照準を合わせる。投打で2年連続世界一に貢献し、本格的な二刀流は2026年シーズンから、というのが理想でしょうね」

 自身もトミー・ジョン手術を経験した五十嵐氏は、「大谷選手が投球練習で投げる球種に着目してほしい」と語る。

「まだストレート、ツーシーム、カットボールと動きの少ない球しか投げていない。大谷選手レベルの速球は肩・肘への負担は当然大きいですが、大谷選手が怪我の原因をスイーパーやスプリットと考えているなら、復帰後は配球の割合を減らし、投球スタイルを変えることもあり得るでしょう。打者を抑える力のある球種はストレートやスイーパー以外にもありますから、大谷選手がどう考えて復帰への道を探るのか見守りたいと思います」

 17人の「侍」たちの活躍が待ちきれない。

※各選手の解説キャプションは『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑』編纂者の友成那智氏による。

取材・文/鵜飼克郎

※週刊ポスト2025年3月14日号

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