毎週300~400曲を聴いているという
しゃべりに加えて、僕の場合は基本、そこに音楽があります。好きだから自然とアンテナを張っていて、情報がどんどん入ってきますが、“聴く時間”を決めて、ちゃんとデスクに座って毎週300~400曲を聴いています。そして、「これはエバーグリーンな曲(ずっと色あせない名曲)」「これはケツに火つける曲」「これは車好きな人向け」「これは雪国で聞く曲」などと、“ハート分け” して整理しています。
その昔はレコード会社の方が何十枚もサンプルCDを紙袋に入れてスタジオに持ってきてくれましたから、年間何万枚も聴いてきました。それを何十年と続けてきましたから、自宅はレコードを収めた段ボールやCDケースに入れたCDが山積みになっています(笑)。
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続編では、65歳のダンディーな赤坂泰彦さんが直面した年齢の壁、減りつつある活躍の場、「自分の伸びしろはあるんだろうか」と自問自答する日々について心境を打ち明けている。
(第3回に続く。第1回を読む)
取材・文/中野裕子(ジャーナリスト) 撮影/山口比佐夫