牛飼はグループの“実質トップ”だった
“口外禁止”ルールも……
グループ外の人間関係を排除し、自身を“オーナー”として崇めさせていた斎藤容疑者。“成功者”としてのイメージを保つため、自身の評判については徹底してコントロールしていたようだ。
斎藤容疑者が運営していた投資サロンの入会者に対しても、厳しい制約を課していたという。
「『一撃サロン』内では、投資の情報交換を含めた会員たちの接触は一切禁止です。またサロンの規約にも〈退会後をふくめ、情報漏洩や会員の行為によって当サロンに損害が発生した場合、提示した損害賠償金の支払いに即座に対応するものとします〉といった、口止めをほのめかす文言がある。逮捕前までSNSなどに悪評を書く人が少なかったのは、そうした報復を恐れてのことだと思います」(サロンについて詳しい人物)
実際にSNSやブログなどを見ると、逮捕後に投稿されたと見られる〈サロンに入っておりましたが、全くFX勝てずマイナスでした〉〈横の繋がりが禁止され、洗脳されていた所もある〉といったコメントなどがいくつか散見された。
斎藤容疑者の“悪の手法”はどこまで明らかになるのだろうか。さらなる捜査の進展が待たれる。
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