これまで主演・高倉健や石原裕次郎、渡哲也らで何度も映像化されてきた人情活劇『花と龍』。本作がKAAT(カート)神奈川芸術劇場と演劇ユニット「新ロイヤル大衆舎」により舞台化され、この2月8日から同劇場で上演される。
時は1900年代前半、炭鉱で賑わった北九州の港を舞台に、ゴンゾとよばれる石炭荷役労働者・玉井金五郎とその妻・マンをめぐる長編ロマンの魅力に加え、通常1200席(今回は桟敷ありの変則で数百席)のホールの舞台上に屋台を並べ、桟敷席や花道をしつらえるなど、注目が集まっている。なぜ今、『花と龍』なのか。「新ロイヤル大衆舎」の4人である福田転球さん(56)、山内圭哉さん(53)、長塚圭史さん(49)、大堀こういちさん(61)に話を聞いた。