メンバーもKAAT側も好感触

『花と龍』の舞台化はメンバーもKAAT側も好感触だった

「まず、どういうキャスティング、座組(スタッフを含めたメンバー)でやるか。『新ロイヤル~』は4人ですし、『花と龍』の主人公・玉井金五郎は20代ですが、『新ロイヤル~』の看板俳優の福田転球さんは50代ですから。みんなでいろいろ考えた結果、芝居は芝居。想像力で観るものなので、『新ロイヤル~』が関わる以上は“転球さん主演でやろう”と決めました。

 金五郎の妻・マン役はイメージがピッタリの女優・安藤玉恵さんを推し、快諾していただきました。安藤さんの作品はいろいろ観ていましたし、以前、KAATの舞台に立っていただいたこともあり、オープンマインドで素晴らしい役者さんだと思っていました。

 ほかのキャストもKAATや『新ロイヤル~』と相談しながら、提案や推薦、オーディションで徐々に決まっていきました。金五郎の弟分・新之助役は“2.5次元”俳優として人気の33歳の松田凌君。彼は小劇団の芝居もよく観ていて、山内(圭哉)君のファンだったりもして、参加を前向きに考えてくれました」

 長塚さんの妻は人気女優の常盤貴子さん(52)。妻・マン役に常盤さんを起用する考えはなかったのだろうか。

「妻は『新ロイヤル~』の最初の舞台『王将』のときに、だいぶん巻き込んでしまいまして。『王将』は伝説の棋士・坂田三吉とその妻・小春の物語ですが、『小春は誰がいいかな』と考えたとき、そういえば『うちにすごくいい女優さんがいるな』、と思いお願いしてみたところ、快諾してくれました。

 初演はわずか80席の下北沢の小劇場『楽園』での公演で、劇団員と一緒に準備やバラシ(片付け)をやったり、みんなのご飯を炊いたりしてくれてありがたかった。またぜひ参加してほしいですね」

 夫婦共演はまたの機会となりそうだ。

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