「金五郎は愛媛・松山の出身で、北九州の港で働いています。だから、松山弁と九州弁を使いこなさないといけません。僕は大阪の出身なので、どうしても大阪弁が出てしまう。気持ちを込めた芝居のときほどそうで、稽古しながら『あ、違う』と自分でも気付きます。
家に帰ってから練習のためにいただいた方言のテープを聞き直して修正する、その繰り返し。本番で松山や九州の方が観に来てくださったとして、もし方言で違和感をもたれたら、せっかくの芝居がもったいないので、本番までにしっかり仕上げようと思っています」(福田)
舞台『花と龍』はKAATで上映後、「オーバード・ホール」(富山市)、「兵庫県立芸術文化センター」(西宮市)、「J:COM北九州芸術劇場」(北九州市)へと回る。
「『花と龍』を知らない人はいないという北九州でもやりますので、ぜひ多くの方に観に来てもらいたいですね」(福田)